畳縁の色っていうと、
緑、青、茶色、黒のイメージ多いと思いますけど、
ピンク、オレンジ、紫、水色とか黄金色とか無い色は無いのでは無いかと思うくらいに、
色々な色があります。
今回は、
ダイケン和紙表の銀白色に
赤色の畳縁のご希望のお客様でした。
畳縁の地色が赤色で、
トンボ柄、鮫小紋柄、無地の朱色っぽいのとか色々お見せしたところ、
その中で一番鮮やかな、
この赤色の畳縁に一目惚れで決定しました。
下の写真は施工後になります。
赤い畳縁って選ばれる事が少ないですが、
写真と実物では良い意味で違いますので、
選ばれたお客様と私だけが、
「写真などの施工例と実際は、やはり違いますよね!」って、
毎回感動しております。(^^)
この畳縁は
経糸に綿、横糸にポリエチレン・ポリエステルがつかわれています。
パッと見、派手な赤色ですが、
よく見ると横糸に、
オレンジ色のモノフィラメント糸が2本、
赤色のマルチフィラメント糸が2本、
この4本糸一組が横糸に1列に入っています。
これ、4本で一組ってどういう意味があるのかな?って思いますよね?
この4本糸は、1列の中で
赤、オレンジ、オレンジ、赤で並ぶこともあれば、
オレンジ、赤、オレンジ、赤となることもあります。
すると、遠目で見るとその列ごとで微妙な色違いが出来ますので、
ベッタリとした赤ではなく、表情の有る赤色になります。
(これが、写真ではなかなか表現できないんです。)
そして、
この畳縁は使っていくうちに、紫外線で色が少しづつ抜けてきますので、
真っ赤な畳縁も徐々に淡く優しい赤に変化していきますから、
色変化を楽しめる畳縁だと思います。
ご依頼してくださった、足立区のI様ありがとうございました。
いしだべりNo.43
この「いしだべり」シリーズは全12色、どれも色の変化を楽しめる畳縁です。
石田織布「いしだべり」
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