マンションの和室リフォーム

和紙の市松柄表とHANA香織ⅢNo.2

今回ご依頼頂いたのは、埼玉県草加市のマンションなります。

ご相談内容は、

薄い畳の畳替え(表替えか新畳)、
仕様書では樹脂表らしいが?
襖も一緒に綺麗にしたい対応出来ますか?

というものでした。

まずは現地へお伺いし、畳と襖の状態を確認させていただきました。

薄畳は見た目だけでは判断しにくい

薄い畳の場合、畳の下の床がしっかりしていると(コンクリート等)
畳床のコシが抜けて柔らかくなっていても
分かりづらいことが多いです。

お客様のお話では10年以上ご使用とのこと、
気になるのはベランダへの出入り部分の毛羽立ち。
実際に確認すると、畳床はやはり長年の使用によりコシが弱くなっていました。

6畳間のご依頼時の状態

動線と畳の痛みづらさを考えて、今回は表替えではなく、
畳の敷き方も変える事ができる新畳での施工をご提案。

また、
畳表は日当たりの良いお部屋でしたので、
樹脂表よりも紫外線による毛羽立ちが起きにくい
和紙表をお選びいただきました。

敷き方を変えました。

ご依頼時にベランダへの出入りで気になる毛羽立ち部分は
框側(畳縁の付いていない側)からの出入りなので滑りづらいですが、
出入りで痛みやすい。
また、
リビングと和室の出入り部分は
畳と畳の継ぎ目なので継ぎ目部分が痛みやすい

ですので、ベランダの出入りは畳の横方向から、
リビングの出入りは畳の継ぎ目にならない様にと
畳の敷き方を180度変えました。
これは、部屋は縦横のサイズ、部屋の寄せ周りの小さな凸凹、
対角線の歪み等がありますので、
新畳の時に、その場所に入る様にとサイズに合わせて作りますので可能になります。

和紙表の市松柄と赤い畳縁

今回使用した畳表は、和紙表の緑色の市松柄。
畳縁には高田織物の「HANA香織Ⅲ No.2」を使用しました。
赤地に白い梅柄が入った華やかな畳縁です。

市松柄畳表にHANA香織ⅢNo.2赤地に白の梅柄

近くで見るとインパクトを感じますが、
離れて見ると部屋全体が白と木の茶色のシンプルな空間に、
赤い畳縁はアクセントカラーとして映えて良い感じです。

市松柄畳表に赤い畳縁

丈長の段ボール襖も張替え

襖は高さが2メートルを超える丈長サイズで、芯材は段ボールタイプの襖でした。

現状では少し反っていて建具同士がカツリと軽く当たる状態で、
その他にも加工が必要な箇所が見つかりましたので、
建て付け加工調整を行いながら張替えを進めました。

和室側には、落ち着いた色合いの中に小さな花びらが散りばめられた柄を採用。

襖の和室側は小さな花びらの壁紙

一方、リビング側は、
植物柄にスヌーピーの柄がさりげなく入っています。
表面はツルツルした感じなので、外の光を室内の奥まで反射させて部屋の中が明るく感じます。

スヌーピー柄の壁紙を段ボール襖に使用

納戸の中には遊び心を

和室にある納戸の1本引きの襖には、納戸側だけにスヌーピーのコミック柄を使用しました。

普段は見えない場所ですが、納戸を開けた時に思わず楽しくなるような仕様です。

さらに納戸は荷物が当たりやすい場所でもありますので、
柄のおかげで多少の傷も目立ちにくいという利点があります。

納戸の襖の裏面はスヌーピーのコミック柄

段ボール襖は状態によって新規製作になることも

注意点ですが、
今回の襖は芯材が段ボールで骨組みは無く、枠はプラスチックですので、
反りが生じていたり、枠が割れてしまっていたり等
襖の具合により張替えできず新規になってしまう事、
具合が良くても張り替えで反りが出てしまう事はよくありますので、
芯材が段ボールやフォームタイプは、
新規も含めてご相談いただければと思います。

施工を終えて

畳は和紙表で明るくモダンな印象になり、襖も綺麗に仕上がりました。

また、建具同士が当たっていた部分も修正でき、
引き上げ時に見つかった不具合も修理することができました。

畳と襖を同時に施工することで、お部屋全体の印象も大きく変わります。

今回も色々と勉強になり、楽しい施工となりました。

ご依頼いただき、ありがとうございました。

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