6月27、28、29日のTTM Clubの研修は、
実技は、円形畳(円座)、畳表の丈継ぎ、焦げの部分を目立たなくするための藺刺し
座学は、茶室の畳、寸法の勉強を教えていただきました。
円形畳と言ってもいくつかの種類がありますが、
今回作ったのは、中央に綿や布を張らず、周りに高麗縁を付けた
「無面円座(むめんえんざ)」です。
大人数ですので、数グループに分かれ、グループごとに実技作業をしていきます。
私は経験者なので、作った事の無い若い方に優先的に作業してもらい、
私は、あくまでもサポートしながら勉強させていただきました。

円形は紋縁の下ごしらえが重要なんです。
上の画像は、紋縁の極秘作業中です。w

紋縁の位置を畳表に印をつけています。

印に合わせて紋縁を仮止めしてきます。

仮止めしたら平刺ししていきます。(2人で同時作業中)

ヒラ刺しが終わり土台と固し、土台のフォームを切り揃え
上面の紋縁下にワタを入れ、紋縁を下面でくけ縫います。

裏面は蘇芳色(すおういろ)の布を使いました。
本来は正絹生地で織幅が足らないので、幅繋ぎした生地を使いますが、
今回の化繊生地は、大きいのでそのまま使用しました。
布の折り目が依れないように造作する所がポイントです。
あとは、霧を吹いて紋を整えて完成です。

円形の畳は紋の形が、丸に見えるように修正しなくてはいけないのが一番難しい所なんですが、
良い感じに完成しました。
続いて、
流備表の丈継ぎです。
滅多に使う技術では無いのですが、
畳表の丈が足らない時に繋ぐ方法です。
丈繋ぎはいくつか方法がありますが、
今回の繋ぎ方は、作業が完了すると
繋いだ所が判らなくなり、両面使える方法です。

仲良く3人で同時進行、畳表の中に糸を通す作業なんですが、
い草に傷をつけない様に気をつけないといけないので、
これ結構時間がかかるんです。^^;
完成画像撮り忘れていますが、上手くできると繋ぎ目はわからないです。
つぎに、
畳表に焦げを作ってしまった時とかに修理する方法です。
焦げたい草を抜いて寄せてと言う方法もありますが、
今回は、藺刺しという技法です。
最初にマジックで1cmほど、焦げのように印をつけ、
そのマジック部分のい草を取り除き、
取り除いて穴の空いた部分に、い草を差し込む方法です。
作業前の写真はありませんが、
マジックで丸印の中心と、左側の青い部分の2箇所が、
藺刺しした部分です。

丸の中心の方は印をつけておかないと作業者以外は、
分からなくなってしまいます。
青い方は、同じ色のい草が手に入らなかった場合を想定して行いました。
座学は1日目の夜に茶室の畳の事を勉強、
流派や部屋の大きさでの違いとか、盛りだくさん。
(復習しないと)
3日目「寸法の勉強」としてシミズの基本的な学習
今の建物では部屋の歪みが少ないので使う事はほとんどないのですが、
それでも必要な知識と技術なんです。
そんな盛りだくさんの3日間でした。
参加出来た事に感謝です。
また後日、仲間と復習をしようと思っています。
このような研修に興味のある方はTTM Clubのサイトをご覧ください。
今回の研修の記事は活動報告に掲載しております。



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