今回のお部屋は、お孫さんの遊び場としても使われている和室。
長年使ってきたい草の畳表にケバ立ちが出てきたため、表替えのご依頼をいただきました。
「せっかく畳替えをするなら、今までとは少し違った雰囲気でも良いかも?」
そう言っていただいたので、今回は畳表を一色で揃えるのではなく、
いくつかの色を組み合わせた、少しモダンな和室を提案しました。
畳縁について
畳縁は「おまかせだけど、緑系が良い」とのこと、
そこで、
今回使用する畳表の色に合わせて、高田織物で作られている「ストリーム」という畳縁を選びました。
![ストリーム 畳縁 [01]銀白色](https://tatami-hamoto.com/bl/wp-content/uploads/2026/08/K106600_S01_600.jpg)
畳の色を組み合わせて、モダンな印象に
せっかくなので、畳表も一色で統一するのではなく、いくつかの組み合わせを考えてご提案。
最初は、質感の違う畳表を組み合わせたり、左右の畳の色を揃えながら中央の2枚に違う織りの畳表を入れたりと、少し遊び心のある組み合わせも考えました。

ご主人からは、「真ん中の2枚は同じ色が良い」
とのご希望がありました。
そこで、


この2提案を出しましたが、
真ん中2枚が左右の畳と色の差が大きくなりすぎない
2つ目の画像の真ん中が灰桜色パターンで決定しました。
奥には銀白色、手前中央2枚は灰桜色
左側には若草色、右側には白茶色と灰桜色のカクテルフィットを組み合わせた畳表に、
銀白色の畳縁を使用して全体を統一しました。

畳縁を統一することで、全体をまとめる
今回の組み合わせのポイントは、畳表の色を変えながら、畳縁を同じ色で統一したことです。
畳表はそれぞれ違う色ですが、
畳縁を銀白色で揃えることで、それぞれの畳がバラバラに見えず、
部屋全体に一体感が生まれます。
それぞれの色は単独で見ると個性がありますが、どれも淡く落ち着いた色合い。
実際に組み合わせてみると、思っていた以上に自然に馴染みました。
木製の家具や建具が持つ茶系の色とも相性が良く、従来の「緑色の畳を揃える和室」とは少し違った、インテリアとして楽しめる和室になりました。
「畳は全部同じ色」という決まりはありません
畳は、同じ畳表を使っていても、織りの方向、光の当たり方によって畳の色の見え方が変わります。
だからこそ、畳替えの際には「全部同じ色にする」という選択だけではなく、
家具や建具、部屋に入る光などに合わせて、色を組み合わせるという方法もあります。
畳そのものを、和室のアクセントとして楽しむ事も。
今回は、落ち着いた和の雰囲気は残しながら、少しモダンでおしゃれな印象になるように色を組み合わせました。

畳替えは、和室の雰囲気を変えるきっかけにも
畳替えというと、「古くなった畳を新しくする」というイメージがだと思います。
でも、畳表の素材や色、畳縁の組み合わせを少し変えるだけで、
今までとは違う和室の表情をつくることもできます。
「普通の畳ではなく、少しおしゃれな和室にしたい」
センターラグのように真ん中だけ色を変える。
「和室だけど、今の家具にも合う雰囲気にしたい」
家具の下になる畳だけ色を変える
「遊び心のある部屋にしたい」
デザイン性を考える。
そんな場合は、畳表を一色で揃えるのではなく、色を組み合わせる方法もおすすめです。
今回のように、畳表の色や素材を組み合わせることで、同じ和室でも、今までとは少し違ったモダンな空間にすることができます。
畳替えを「新しくする」だけでなく、お部屋を楽しむきっかけとして考えてみるのも面白いと思います。



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