日常の畳のお手入れ方法
掃除 | 基本的には、箒(ほうき)の後、乾拭きが良いです。どうしても、畳を濡れ雑巾で拭く時は、 きつくしぼって目にそって拭いて下さい。 水分の多い雑巾や習慣的に濡れ雑巾で拭くと畳の光沢が無くなり、 畳の目が黒ずむ原因になります。 |
掃除機は弱にして畳の目に沿って軽く触れる感じで、 ゆっくり何度か同一部分を往復させてかけて下さい。 | |
日頃 | 直射日光は畳表の変色、痛みを早めますから カーテンや障子等で遮って下さい。 |
畳の上にはなるべくジュータン等敷かないで下さい。 畳の呼吸を妨げ、カビ、虫などが発生する原因となります。 畳の上に敷物を敷いている場合は、時々敷物を剥がし、掃除をして下さいね。 | |
湿気が多い時 | 梅雨時期などの湿度の多い時期は、 カビの発生防止のため除湿器、エアコンの使用をお勧めします。 カラット、晴れた日は換気をしましょう。 (湿度計を部屋の中と外に置いておくと換気の目安になります。)結露について |
湿気が少ない時 | 冬期の加湿機での加湿のし過ぎに注意しましょう。カビの発生を招きます。 意外と鍋やお風呂の湯気で、加湿状態になったりします。 逆にエアコン等で乾燥し過ぎると、 畳表が、剥け易くなります。(傷が付きやすくなります。) |
ちょっとした技 | 畳は春、秋の晴れた日に畳を上げて、日干しで乾燥させる事が 日光消毒も出来ますし湿気をとる最も良い方法ですが、 ほとんどの方は、出来ないと思いますので、 畳の角に近い方をマイナスドライバー等で少し持ち上げ、 床と畳の間に空缶などを挟み込んで裏面に風を通す方法も有ります。 その際、床板の掃除をすると、ホコリの中に居るダニの駆除も出来ます。 ————注意———— 畳を移動する時は、入っていた時と同じに敷ける様に メモをとっておいたり、印をしておくと良いです。 畳の裏面に方書きが書いてあります。(シールの場合も有ります。) (違う入方をすると入らなかったり隙間が空いたりしまいます。そして、無理に入れてしまうと畳が壊れてしまう為) |
ちょっとした工夫 | 畳に重い物(テレビやピアノなど)を置く場合、 足の部分にベニア板(面積のある物)等の下敷きを 敷くと畳の凹みが少なくなります。 テレビ、ステレオ、パソコン机などのキャスターの足は、 外しておいた方が安定度が増し、 下にホコリも入らなくなり凹みも少なくなります。 椅子の下には、透明のプラスチック状の物がチェアーマットとして販売されておりますので、和室で椅子を使用する場合はオススメいたします。小畳もおすすめです。 |