畳がこんな時は

畳がこんな時は。

以下の方法は、あくまでも応急処置ですので、
元の状態まで、戻す事が出来ない事もご了承ください。

Q
インクをこぼした時
A

牛乳で湿らせて拭き取る。
又はレモン汁で湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めた液で拭く。

Q
灯油・醤油・おしっこ等を
こぼした時
A

こぼした上に粉末の洗剤・クレンザー・塩・小麦粉・ベビーパウダー等を降かけ、
充分に液体を粉末に吸い取らせてから掃除機で吸い取る。
粉が畳の目に詰った時は、畳を「トントン」叩いて粉を浮かせて、掃除機で吸い取る。
その後固く絞った雑巾で丁寧に拭く。

Q
クレヨンをつけた時
A

クリームクレンザーをごく少量、乾いた布につけ丁寧に拭き取る。
その後、目に詰ったクリームクレンザーは、たわし等で軽くブラッシングする。
(歯磨き粉も使えます。)

Q
フェルトペンをつけた時
A

油性のものはマニキュアの除光液で拭き取る。
広範囲に拭き取ると、シミになる可能性があるので、なるべくその部分だけにする。

水性のものはクリームクレンザ ーで拭き取る。
その後、目に詰ったクリームクレンザーは、たわし等で軽くブラッシングする。
(歯磨き粉も使えます。)

Q
畳にカビが生えてきた時
A

消毒用アルコール(濃度70%位)を布に染み込ませ、拭き取ってから、
もしくは、アルコールを霧吹きで吹付け乾いた布で拭き取り、
最後に乾拭きをし、換気をする。

掃除機を使用する場合は、窓を開けて換気しながら作業してください。
(カビの胞子を室外に出すため)
最後に湿度の有る時期の場合は、エアコンの除湿や除湿機を使って、
部屋の除湿をしてください。

(注意)アルコールは引火性が強いため作業中は火気厳禁です。
合わせてこちらもみてください。

カビについて

結露について

Q
畳にダニが発生してきた時
A

発生が確認された場合は、その部屋以外にもダニが残らない様に、
薫煙や霧タイプの薬を全ての部屋に行き届く様にする。
(畳の部屋だけとは限らないため)
その後窓を開け換気しながら掃除機で丁寧に吸い取る。
(使用薬の注意書きを良く読んで下さい。)
(注意)ボードタイプ、スタイロー床等の畳の場合、
針で畳に刺す殺虫剤は絶対に使用しないで下さい。
そこの部分のポリエチレンフォームが融けてしまいます。畳の他にも寝具にも使える薬も有りますので、
使用用途等を考えて使って下さい。

畳の上は虫を発見しやすいので、
発見されやすい、虫の一例

チャタテムシ
(カビ等を食べるので古い本などの近くでも見る事があります。)

シミ
(主に紙などを食べるので障子周りで見る事が多い)

シバンムシ
(主に乾物を好む。台所にある乾物や乾燥した肥料やペットの餌、
 殺鼠剤等が発生源の場合もある。)

以下は本業の駆除業者にお願い案件になります。

トコジラミ(南京虫)
居た場合は、市販の薬で完全に駆除するのは難しい。
人が知らずに持ち込んでしまう事が多い。

シロアリ
発見は被害が大きくなってから不具合により気がつく事が多い。
市販薬の散布から逃げるシロアリを出さないためには、
本格的に対処した方が良いと思います。

Q
焼け焦げを作った時
A

タバコのように小さい場合は、炭化した部分をそっと削り取り、
木工ボンド等を垂らして穴を埋め、
焦げ穴を大きくしないように注意する。
ボンド等は畳表(表面部分)のみで畳床(心材)までつかないように少量にしてください。他には、焦げ部分にい草を移植する方法もございますが、
チャレンジしたい方はご相談下さい。

Q
血が付いてしまった時
A

オキシドールをティッシュ、コットンや綿棒などに含ませて血の付いた部分のみ
拭き取る様にする。
オキシドールの漂白作用で、血の色が目立たなくなりますが、
様子をみながら行ってください。
(大量にしみ込ませたり、広範囲に拭き取ると変色恐れが有ります。)

Q
家具の跡がついた時
A

凹んだところに適度に霧吹きして、濡れたタオルを当ててアイロンをかける。
その後、風を当て水分を乾かす。
深い凹みは畳床自体が凹んでいますので、畳床を修理する様になります。
凹みの跡が、消えて水分が無くなりましたら、
出来るだけ面積の広い硬い物を敷いておくと、
重さが分散して、凹みづらくなります。小畳は如何ですか?
(余り深い凹みはお近くの畳屋さんにご相談下さい。)

上記以外でご相談ありましたら遠慮なくお尋ねください。

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