四天付き拝敷きと礼盤の新規作成

高麗紋縁の大紋と中紋 ブログ

— 熊本・八代 「早川猛さん」職人魂表を使用 —

今回は、四天付き拝敷き礼盤 のお仕事をいただきました。
使用する畳表は、ご依頼主からの指定で、
以前研修でお世話になった
熊本県八代・早川猛さんの「麻綿ダブル・職人魂畳」

熊本の八代の早川さんの職人魂畳表

■ 四天付き拝敷きの作成(本式)

まずは 四天付き拝敷き から取り掛かりました。
夏休みに作ったものと同じ仕様ですが、今回はそのときの反省点を踏まえ、
より丁寧に、より美しく仕上げることを意識して制作しています。

四天付き拝敷きの幅側平刺し中

● 表面
畳表右下に見える白い“ゴミ”のようなものは、
早川さんが畳表を織る際に入れ込まれる 職人の印のタグ です。
品質の証でもあります。

四天付き拝敷き

● 裏面
四天付き拝敷きは二重の構造のため、表側の縫い糸は一切見えない仕様。
裏面には、青みが落ち着いた 園田聖さんの熟成糸引き表 を使用しました。

四天付き拝敷きの裏面

■ 礼盤の新規作成(略式+本式の混合仕様)

続いて 礼盤 の制作へ。

以前使われていた礼盤は、略式でホチキス仕様、形も崩れかけていました。
さらに「軽くしたい」というご要望もあったため、
略式と本式を組み合わせた“ハイブリッド仕様” での新規作成となりました。

礼盤の表面が終わり角をくけているところ

芯材となる畳床は、
少し薄くなるが側面の大紋が欠けない様にと
上面からクッション性のあるケナフボード、
木質繊維のインシュレーションボード、
断熱材として使用されるポリエスチレンフォーム
を使用した特注厚の畳床を作ってもらいました。
下の画像は55ミリの畳床ですがこの様な畳床(4型仕様)です。

ケナフ4型ボード床

上面は、拝敷きと同じ早川さんの畳表。
こちらの畳表のタグは抜いてご依頼主の方にお渡ししました。

礼盤(らいばん、らいはん)

側面

礼盤横

裏面は拝敷きと同様に園田聖さんの糸引き表を使用しました。

礼盤裏面

納期的にはちょっとドキドキでしたが、無事納品できてホッとしました。
この様なご依頼に感謝です。
ありがとうございました。

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