上敷鋏(うわしきばさみ)

上敷鋏 今と、昔の ブログ
上敷鋏

上敷鋏とは?

この画像の「右側」の頭の平らなハサミは、
おそらく40年ほど前に父が買った 上敷鋏(うわしきばさみ) です。

畳表の幅を切るときに、普通のハサミのように「チョキチョキ」と動かすのではなく、
裁ち鋏のように布を切る感覚で「ツーッ」と切ることができる道具なんです。


上敷鋏を購入した経緯

当時、畳表の幅をツーッと切る作業を見て「便利そうだ」と思い購入したそうですが、
実際に使うにはコツが必要。
コツを掴む前にうまく切れず、リベットを叩いてカシメを固くしたが、
思うように切る事ができず、あまり使わなくなり、やがてサビが出てしまいました。

その後は父が適当に研いで「チョキチョキ」タイプとして、
父の雑用鋏になっていました。


研いでみた

「本来はツーッと切れる鋏」と言われても、使わせてもらうと、
実際にはツーッと切れない。
そこで自分でサビを落とし、磨き、刃を研ぎ直してみました。

一部サビが刃の内側に出来てしまっている為、
きっちり研ぐと刃が引っかかって閉じなくなる問題がありましたが、
工夫しながら研ぎ、カシメも少し緩めました。
現在では チョキチョキでもツーッとも切れる鋏 に生まれ変わりました。


本物の上敷鋏は?

本来は「もっと違う切れ味があるのでは?」と思う様になり調べてみると、
現在販売されている上敷鋏は形が違い、チョキチョキタイプの様?
仲間に聞いても「昔のタイプはもう作られていない」とのことでした。

そこで、以前ネットで販売しているのを見た「株式会社五香刃物製作所」さんに修理を相談。
「現物を見て判断しますし、形は違いますが、上敷鋏の在庫も少しあります」とのことで、
工房の予定をお聞きし、

試し切り用の畳表と鋏を持って伺いました。


残念ながら修理は不可

結果として、私の鋏は刃の内側に鋼が貼られた薄い作りで、
サビを完全に落とすと鋼もなくなってしまうため修理は不可能でした。
ただし通常の研ぎは可能なので、「これはこれで大事に使っていこう」と決めました。


新しい上敷鋏を購入

五香刃物さんで販売されている鋏は、私のものよりひと回り大きく厚みもあり、
しっかりした作り。
「チョキチョキタイプかも」と思いましたが、
試し切りをすると違う感覚でツーッと切れましたので、
即、購入決定。
これからは手入れをしながら、大切に使っていくのが楽しみです。

購入した方には、初回研ぎ直し無料券が付いてきました。

商品お買上げ特典(株)五香刃物製作所 初回研ぎ直し無料券

一般の方は料理用包丁を購入される方が多いと思いますので、
嬉しいサービスですね。


うちに有った上敷鋏と、新しく購入した鋏、両方とも使いこなせるように頑張ります。

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