藁床(わらどこ)作りの勉強に産地まで

私たち4人(いただいた藁人のTシャツをきて)で作った2枚の畳と一緒にパチリ ブログ

畳床の産地の一つでもある宮城県へ

まずは、藁床(わらどこ)とは、畳床(たたみどこ)の事で、
畳の芯材になる部分になります。
最近はボード床と言われる
インシュレーションボード(木質繊維の少しやわらかい板)と、
ポリエスチレンフォーム(発泡プラスチック)を
縫い合わせた畳床が増えてます。

宮城・艸々庵さんでの体験研修

今年の福岡で行われたTTMの研修に、宮城県から参加していた、
艸々庵(そうそうあん)の佐々木さんより、
藁集め〜畳床の完成までを体験させて頂けるとのことで、
東京の畳屋仲間4人で11月1、2日と車にて宮城県大崎市古川まで行ってきました。

畳床を作っている所は何度か、
機械を目の前に説明を受け稼働させていただきましたが、
今回は、
実際に作業をさせていただいたので、
とっても勉強になりました。

藁の準備と束ね作業

今回は前日までの大雨により田んぼが、ぬかるみ入れなかったので
回収予定になるはずの藁の山を見せていただきました。
本来は、田んぼから農道に停めてある軽トラックまで何往復も運びます。

田んぼに置いてある藁の束

今回は、藁は事前に回収してくださってました。

田んぼから回収してきた藁の束

コンバインの脱穀部分の調子で時々お米が残っているので、確認してます。

藁に脱穀残りが無いか確認中

残っていた場合は、足踏み脱穀機で取り除きます。
テレビで見ただけだったので、感動してパチリw

足踏み式脱穀機

時々残っているのを脱穀し直します。

少しお米が残っていたで、脱穀します。

小さな束を16束で1束に結束

脱穀残りチェック後に16束を1束にまとめている所

この高い天井近くまで藁束が積み上がっている、その奥に今回は積み上げます。

藁の保存場所

ベルトコンベーアーで中段に送ります。

結束した藁を倉庫に積むためにベルトコンベアーに乗せている所

中段から上段に手渡し

倉庫2段目から奥に受け渡し積み込みます。

中央に写っているマスク無しのが私で、一番最後の場所になり積み込み保管します。

藁を積み込み中(中央奥が私)

いよいよ藁床づくり

これは、藁床を作る機械の前半部分で、タワー状の部分は、
下層から3層目の部分に、切り藁を均等に並べる部分になります。

藁床を作る機械の最初部分

ここからが、私たち4人で作り上げる藁床の部分になります。

画像奥が最下層になり、両端から隙間なく薄く並べ、
2段目の藁の置き方を教えていただいてます。

藁床の下層部分になる部分の配置を教えていただいてます。

こちらは、私と後輩で並べて、どんどん不安になり、
佐々木さんのお父さんに
これで良いかと何度も聞いちゃっているところです。w

藁床の最下層になる部分の配置を教えてもらって並べています。

四人で必死に私たちが出来る最高の藁床を作るべく並べていますけどw

画像奥が裏紙のすぐ上になる部分に薄く藁を並べた上に藁を90度向きを変え3分の2重なるように並べている所

均等な厚みをつくる難しさ

この画像は切り藁の次の中間層です。
4人で作業なので、手前と奥でお互いに声をかけて、
厚みを隙間なく均等になるよう並べていきます。

藁床の中層部分になる、切り藁の上に胴配として藁を均一に並べます。

ここ最上面になる化粧藁となる綺麗な藁を均等に配置すると
藁が機械により均等に送り込まれていきます

藁床上面(表面)になる、藁の投入口に投入

奥側の太い銀色のローラーは藁の向きを揃える櫛のようなものになり、
パンタグラフジャッキの下も同様に櫛状になっています。
緑色の紙は証紙で私たち4人のサインを入れて縫い込んでもらうようにセット
証紙の手前が縫う部分になり、畳床が決めた厚みになって縫い上がってきます。

製作証明書に作業した自分の名前を書いてセット

証紙が縫いこまれてきました。

製作証明書が縫い込まれて製品として出てきた所

職人の技と深さを実感

見た目は製品として十分に見えるようでも、
中間層から下は私たちの藁の並べ方がそのまま結果となってます。

藁床の側面

私たちが作った後に佐々木さんがご自身で使う畳床作成の藁の配置を見学させて頂いたら
藁の曲がりや癖を見て隙間なく均等な厚みに配置して、
その藁床を使う状況により、藁の並べる量などを調整して、
初めて商品となるとても技術と奥深さを感じ大変勉強になった体験でした。

今回の研修に感謝

最後に佐々木社長を中心にして私たちの作った畳床をバックにパチリ。

真ん中の佐々木社長と藁床研修に伺った4人

頂いた藁人のTシャツが映るようにしてパチリ。

藁人のTシャツをきて4人で作った畳の前でパチリ

美味しい旬の昼食に感謝

お昼は、炭までおこして秋刀魚、牡蠣、牛タン、芋煮、栗ご飯、おにぎりと、
ご馳走していただきました。
めちゃめちゃ美味しい昼食でした。
佐々木さんご家族の皆さま
ありがとうございました。

研修最後に美味しいご馳走をいただきました。

感謝とこれから

今回受け入れてくださり、丁寧にご指導してくださった。
佐々木さん 艸々庵(そうそうあん)
企画して往復運転の八巻畳工業の八巻くん、
私の気が付かない細かいサポートをする西田畳店の西田くん、
畳学校の校長である小曽根畳店の小曽根くん、
受け入れてくださった佐々木さん宅の皆さま
2日目は用事で1日だけ参加の宮城県の齋藤畳店の齋藤くん
ありがとうございました。

今回作成した畳床の1枚は私たちの母校でもある東京都畳高等職業訓練校に、
1枚は私たち4人でこの畳床を勉強に有効に使い、その後は解体して、考察したいと思います。

まとめ:藁床とボード床、それぞれの良さ

現在主流のボード床も、昔ながらの藁床も、どちらにも、
使用する状況や用途ににより
メリット・デメリットが変わります。
この話は、また別の機会に記事にアップしようと思っています。
畳替えや新調の際は、ぜひ信頼できる畳屋さんに相談してみてください。

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