今回は、糸切りハサミと普通のハサミ
そして錆びてしまった包丁の研ぎのご依頼
下の画像は預かった時のものです。
お仕事で使われているリピーターさんのハサミです。
普段から丁寧に使われていているので届いた時はいつも、
糸切りハサミは、どこが切れないのかな?と思うくらい
一部分だけの切れ味が落ちている程度の物でした。
普通のハサミは、刃先が硬い物を切ってしまった様で、
一部分少し刃が凹んでいましたが、
研ぎでその部分を取り除けるくらい小さかったのでよかったです。
下の画像は調整まで終わった後の画像ですが、
画像では、違いが判らない^^;
どのハサミも糸を切ったりティッシュを切ったりして確認で、
大きなハサミは先端が少し閉じ切らないので、
握りの部分を少し削り閉じる様に調整と切れ味確認して終了です。
いつも郵送しての、ご依頼に感謝です。
こちらは、出刃包丁です。
出刃包丁って使用頻度が少ないので、手入れをしている様でも、
汚れが残っていて気がつくとサビサビの事が多いですが、
出来る範囲での清掃&研ぎでお受けしてます。
下の画像は預かった時のものです。
下の画像が研ぎ終わりの画像になります。
真ん中の小出刃のサビが結構深くて、
平らな面のサビの拡大画像です。
サビで穴が開く様に錆びてしまった状態で孔食(こうしょく)といいます。
上の画像(下側が刃部分)でもこの様な状態で研ぐと刃先が欠けた様になります。
下の画像が研ぎ面です。
刃先が欠けた様になってしまいます。
包丁の刃全体で紙を滑らせる様に切ることは、この部分に引っかかってしまうので切れませんが、
食材は切る事ができると思いますけど、
綺麗な刃先にするには、かなり削り込まないとけないので、
使用頻度の少ない包丁は、
普段使いの包丁よりも、
洗剤を使って汚れを取り、水気を切り乾燥させてから収納をお勧めいたします。
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