よく、植木用の手入れの鋏は研げる?と聞かれる事が多いです。
今までご依頼いただいた物は、お研ぎしています。
その際、
分解する事ができれば、お掃除して研いで注油する事ができます。
しかし、全部分解出来る物ばかりではないので、
その際は、出来るだけ清掃しています。
今回のは簡単に分解できました。

画像上の切った枝を保持する部分もネジで外れるので、
分解清掃しました。
結構汚れが溜まってしまう物なんです。
なぜ清掃してから研ぐのかというと、
植木用の鋏は切った時に、
植物の水分が付着してそこに汚れやサビなどが着いておりますので、
刃の内側に汚れがコビリ着いて、
刃先同士が接触しないくらいの時もありますから、
まずは、その掃除から始めます。
その時、分解できる場合は、分解清掃してから研ぎます。
下の画像は、完了後です。
また、シャキシャキと切れる様になりました。

上画像の両手でシャキシャキする刈り込み鋏は、
全てを比較したわけではありませんが、
枝の太さが約1センチ程度くらいまでしか切れない物が多いです。
また、
比較的安価なタイプは剛性が低いようなので、
剪断出来る枝の太さも細い様です。
ですので、
切断能力以上の物を切ろうと、
無理をしてしまうと鋏の変形や破損する事があるので、
気をつけてくださいね。
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