今回のご依頼は、いつの間にかネズミの通り道になってしまった天袋のご依頼でした。
使わないお部屋だったので気がつくのが遅かったそうですが、
ネズミの方の駆除から修理が全て終わり、
天袋が最後になりました。
この画像は、雲華紙側の穴をクリアーファイルで塞いでありましたが、
それを外した後になります。
骨がガタガタだったり、枠がボロボロだった場合は、
新規の方を、お勧めしますが、
今回は穴だけだったので、修理して張り替えしました。
テープが骨を固定している紙まで剥がれたりしてしまったので、
画像左側は穴の空きづらい障子紙で補修
右側は紙がボロボロすぎたので綺麗に剥がし、
漉き合わせという紙を貼りました。
両方とも裏面の雲華紙側です。
この後は、両面茶チリをはって、
雲華紙、襖紙を張り替えました。
天袋なのに、巾置きして写真なので変な感じですけど、
襖紙は、一般的な織物襖紙よりも、
織物と言えるくらい、織りが密な
「あかつき」No.689
雲華紙も、一般的な物よりも地のしっかりした、
2層式を使用してます。
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