今回は10月の頭頃に作業を完了させて欲しいと、
2月に、ご連絡をいただきました。
こちらのお寺さんの畳は、
何度もお世話になっているお寺さんです。
まずは、一番じっくりやりたい厚畳の張り替えをお盆休み中にと8月頭に預かりに行きながら、
今後の段取りの最終打ち合わせをおこないました。
まずは、
預かりの期間を2週間弱時間をいただけたので、
本堂にある厚畳と客室の床間の作業
厚畳の作業内容は後日にでも、w
床間は山根さんの流備表(りゅうびんおもて)を使用しました。
こちらの床の間の作りは普通よりちょっぴり薄い畳タイプです。
広間は2月に園田さんに注文して半年保管していただき、
少し青みが落ち着いた、
綿麻ダブルの畳表に、高麗白中紋(白地に黒い柄)
16畳間
20畳間
12畳間
日程的に厳しかったので、廊下を後回しにして
4畳半のお部屋が2間
前回の表替えから期間が早かったので剥がして確認したら綺麗だったので、
裏返し施工しました。
東の部屋は、黒ベースの落ち着いた、
畳縁 地紋MJ(じもんマジョリカ) No.71
西のお部屋はオレンジ色ベースの繧繝をイメージした、
畳縁 絢爛(けんらん) No.300
廊下の畳は前回、九条紋の納戸(紺地に白柄)でしたが、
小七宝 銀(黒地に銀色の柄)での施工になりました。
今回廊下は客室との兼ね合いで、何枚かの畳の幅が京間サイズなので、
違う生産者さんの畳表を使用し、
全体的にこの紋縁は少し縮めて調整しましたが、
切り欠き部分はさらに縮めました。
そして最後に
本堂の畳で完了しました。
本堂の畳は元々は縦に5枚半を
新畳にする際に、縦5枚にしましたので、
畳1枚が関東サイズよりも幅は少し狭いですが、
丈が18センチほど長いので、重さは約33キロになります。
お約束の日程に、天候でドキドキでしたが
後輩にも手伝ってもらい
無事完了してホッとしました。
ご依頼頂けた事と天候に感謝です。
ありがとうございました。
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