畳に書いた文字

畳の幅寸法を畳表に書いたところ

畳は、同じ間取りでもサイズが微妙に違います

上の写真は、築30年位のコーポとか言われる感じのアパートの一室から
引き上げた畳の畳表(たたみおもて)です。
部屋の壁に面した畳の寸法を畳表(たたみおもて)に書き込んだ物なんです。

よく「同じ間取りなら畳も同じサイズでしょ?」と言われるんですが、実際は
畳は部屋ごとに、一枚ずつサイズが違うんです。

壁と畳の間の「隙間

畳屋さんによって、やり方が色々とありますが、うちの場合です。

畳を外す前に、現在入っている畳と壁との隙間を確認して、その情報を畳表に書き込みます。

画像ではマジックの字が薄く字も汚いので見づらいですが、
左側から
横書きで「糸1」これは、糸引きの畳表1枚分の隙間が均一に有るという意味
畳表の下の方に「○ツ○ツ○半○ツ」と小さく書いてあるのは、畳と壁の隙間を表しています。

  • 「○」は隙間なし
  • 「ツ」は少し(約1mm程度)の隙間あり
  • 「半」は約1.5mmの隙間あり

このように、既存の畳のサイズに「隙間分」を加えて、寸法を出していきます。

今回の畳は、左から
三大ア、二半大、一半大、二大ア、一大、二大、一半大、一半大、一大
という並びで記録しています。

畳のサイズ表記「三大ア」って?

東京では、関東間の標準サイズ(2尺9寸=878.7mm)を基準にして、そこからどれだけ大きいか・小さいかを略記しています。

例えば:

  • 「三大ア」= 標準より3分より少し小さいくらい大きい2分8厘(8.484mm増)
  • 「一半大」= 標準より1.5分大きい(4.545mm増)

「大」ではなく、「小」の場合は、標準より「〇〇小さい」という意味になります。

こうすることで、通常のサイズの畳の場合は、寸法を把握しやすくなります。

寸法を測る道具

その畳屋さんの寸法を見る道具には、基準の所に印がついています。

尺とミリの違い関東間の基準に赤の四角い印

画像上の、銀色の尺メモリの巾尺(はばじゃく)、下の黒いのがミリの定規です。
約88cmの辺りの巾尺には「四角いマーク」(赤)が入っています。
これが、関東間の畳の幅の基準値です。
※みたいなマークは、5寸単位の印です。

壁の形に合わせてた畳

畳表に書き込んだ寸法で作った畳は、チョット大袈裟ですが、この様な畳になります。

壁側の凸凹に合わせて作った畳

昔の家ですと木の節目でいきなり出っ張ったり引っ込んだり、捻れたりもあります。

そんな、ちょっと幅サイズが、いつもよりも凸凹だった畳だったので、
四角い普通の畳に見えてもこんな事もある事を知ってもらいたいと思い、
書いちゃいました。

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