ちょっと物置っぽくなった部屋や、
家具の後ろになる部分や欄間とかのちょっと目の届かない所の、
障子の桟(さん)の辺りの障子紙部分にポチリと穴が空いていたりすることがあります。
実は、これ虫が食べちゃった跡なんです。
障子紙はデンプンが主な成分の糊で貼りますから、
そのデンプン成分が染みている桟の近くに穴が空いていることが多いです。
この、穴を開けちゃう虫が、
紙魚(シミ)という虫だと思われます。
画像をクリックすると紙魚の実物写真を見れます。
穴が空いちゃっている障子とか外すと建具に這っている時あります。
この「シミ」のすごい所はエサが何もない状態でも、
1年以上生き続けられし、寿命も7~8年!
夜行性のため、明るい時にはあまり見ませんが、
夜に見ることは有るみたいです。
見た目は気持ち悪いですが、
直接人間に噛まれたり、刺されたりという様な、
被害を及ぼす事がないので、
気がつけば紙が、カジられているとかだと思います。
まあ、虫がカジってしまうので、有害な物が使われていない証拠でも有ると思いますが、
気持ち悪いですよね。
年末は忙しいので大掃除というものも出来ない方いらっしゃると思いますが、
普段から簡単なお掃除と整理整頓などで、
家の中の小さな違いや前兆に気付き、
大事になる前に対処出来ると思いますので、
障子に限らず、家の普段見てない所を、時々見てみてくださいね。
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