今回は福岡県博多で2月5、6、7日と行われました。
実技内容は、四天付き拝敷き、そして、夜学はお茶室の炉についてでした。
今回は寒波で飛行機が行けるかどうかの心配の中、
何便か欠航や遅れは出ましたが無事全員集まることができました。
午後から研修の始まりです。
四天付き拝敷きを作るために紋縁は、
筋無し(すじなし)という幅の広い生地を必要な大きさにカットして作ります。

各グループに分かれ「四天付き拝敷き」作ります。

今回は、私と金沢職人大学の同級生の福井県の吉村くん、
自分の娘と同い年の佐賀県の大島くんの3人でした。
カット後は、

3人で作る寸法を打ち合わせ確認中です。


この後、四天を縫い付ける為に位置決め中

框(下付き)の平刺し、幅(上付き)の順番で縫っていきます。

表面の平刺しが終わったら
裏面に1枚畳表を付けるために、畳表を表面と裏面の2枚を框で縫い合わせます。
そして、
表面の下付きの角の処理を行い、上付きとの角の処理を行い、
表面から側面にかけて、角の部分をくけ縫いします。
四天付き拝敷きは、気をつけるところがたくさん有りますが、
この隅の処理部分が今回の一番肝となる部分なので、
参加した方だけの利点でも有ります。(画像なしです。)
そして、裏面の角を整えくけ縫いし、
返縫いも糸を隠す為に曲がり針を使い縫っていきます。

そして、完成です。
紋の取り方、寸法の出し方、縫い方などの勉強のため、
幅は広め、丈は短めでの作成です。

こちらが裏面です。
表面で紋を合わせ畳表2枚分の厚みがあるので、裏面の紋はこのように少し欠けますし、
角の紋も幅が広がったような感じになります。

今回の夜学は初日の夜に茶室の炉畳の事を詳しく教えていただきました。
写真は一枚も有りませんが、
とっても内容の濃い夜学でした。
TTM福岡に参加した皆んなで記念撮影しました。

最後に、
帰る途中に寄った「博多町家ふるさと館」で博多織の実演をしてました。
大分の琉球表の七島イの岩切さん(七島イの小物を通じて琉球表の文化を広めている方)と、
知り合いとの事でびっくり!

そんな、思い出もたっぷりの内容濃いTTM博多研修でした。
研修以外の思い出はこちら
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