包丁は行けるかな?とちょっと無理して使ったりすると、
ヒビが入ってしまったり、欠けてしまう事って有ると思います。
また、
切れない包丁を切れない部分だけ研ぎ急刃になったり、
包丁の形が使いづらくなったりすることもあります。
その様な包丁の修正もできる範囲で行っています。
包丁のヒビ

先ずは、上の画像は研ぎ前に包丁の汚れを取る為に軽く磨いたら、発見したヒビです。
マジックで書いた部分に、
中に向かってヒビが入っています。
この様な場合は、ヒビの先端が分かる様にマジックで印をし、
その部分まで削る際に振動でヒビが進まない様に気をつけて削り取ります。

ヒビ部分を削り取りながら、包丁の形を整え、

刃をつけて完了です。

刃の欠け分削り取り
そして、こちらは欠けですが、
中に向かってヒビが無かったので、
そのまま包丁の完成の目安のラインと刃の形の注文をマジックでカキカキ

先ずは両刃の方先に仕上げ、

次は片刃を仕上げました。

刃の形修正
こちらは、先輩から頂いた包丁だそうですが、
刃が鈍角にとがれていたり、
包丁の中央部分だけが研がれていたり、
出刃の形も変形していたり、
それらをご希望の修正内容を包丁にカキカキ。

右から、
1番目は、顎を削る
2番目は、先端の背の部分を削る
3番目が中央部分だけ研がれているので顎と先端を削り
4番目はシノギ削り、
残り4本は通常の研ぎ
それらを修正して研ぎました。

和包丁はシノギ部分があり、
刃を修正するのにその部分も合わせて削り取るのに結構時間がかかってしまいます。

片刃の場合は裏面は磨きだけなので、裏隙は持ち込まれた状態のままになります。
包丁修正費用
包丁の削り修正は、素材の硬さ等で時間がかなり変わります。
プロが使う包丁はステンレスでも硬く、肉厚のため削り取りに時間がかかってしまいますし、
和包丁の柳刃や出刃はシノギ部分を合わせて削るので、
洋包丁以上に時間がかかりますので、
詳しくはこちらのページを見ていただければと思います。
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